公式LINEに興味はあるけど続けられるか不安な接骨院経営者へ|ゼロからできる導入の3ステップ

ブログ監修者

プランナー

棚橋 和宏
(たなはし かずひろ)

【保有資格:医療経営士3級】

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Contents

公式LINEを接骨院が導入する際に感じる3つの不安とは?

公式LINEに興味はあるものの、「自分はアナログだから」「途中で投げ出してしまいそうだ」と感じている接骨院の院長は少なくありません。日々の施術や経営に追われる中で、新しいツールを覚えることに抵抗を覚えるのは自然なことです。また、周りの院が導入していると聞くほど、「自分だけ使いこなせなかったらどうしよう」という焦りが強くなる場合もあるでしょう。ここでは、多くの接骨院経営者が共通して抱きやすい不安を整理し、自分だけの悩みではないと安心していただくことを目的にお伝えしていきます。

操作が難しそうで続けられるか不安

公式LINEと聞くと、「パソコンが得意な人向けのもの」「細かい設定がたくさんあって、自分には無理そうだ」と感じがちです。実際に管理画面の画面イメージを見ただけで、気持ちが引いてしまう方もいます。さらに、一度始めてしまったら途中でやめづらいというイメージもあり、「最初は勢いで触れても、忙しくなったら更新しなくなるのではないか」という心配も生まれます。この不安の背景には、過去にホームページやブログ更新が続かなかった経験があるケースも多く、同じ失敗を繰り返したくないという心理が働いていることが少なくありません。

初期設定や導入作業に時間がかかりそう

接骨院の院長は、施術・問診・スタッフ管理・経理など、日々の業務だけでも手一杯になりがちです。そのため、新たに公式LINEを導入すると聞くと、「登録や設定に半日、いや数日は取られるのではないか」と感じてしまいます。特に、友だち追加の導線づくりや、あいさつメッセージの設定など、やったことのない作業が並ぶと、それだけで腰が重くなります。結果として、「時間に余裕ができたらやろう」と後回しになり、その“余裕”がいつまでたっても訪れないという状態に陥ってしまうことも多いのです。

使いこなせず結局ムダになるのではという心配

もう一つ大きな悩みが、「せっかく始めても、宝の持ち腐れになってしまうのではないか」という不安です。周りからは「予約管理もできる」「ステップ配信が便利だ」と魅力的な話を聞く一方で、自分の院でそこまで活用できる気がしないと感じている方もいます。月額費用がかかる以上、きちんと使いこなせなければ損をしてしまうという思いもあり、導入に踏み切れない原因になります。本当は患者さんとのつながりを強めたいと考えているにもかかわらず、「どうせ自分には無理だろう」とあきらめる方向に気持ちが傾いてしまうことが、非常にもったいないポイントと言えるでしょう。

アナログでも安心!公式LINEを無理なく続けられる理由

公式LINEは「難しそう」というイメージを持たれがちですが、実際にはアナログな方でも思った以上に負担なく扱えます。その理由は、LINEそのものが多くの人にとって身近な存在であり、複雑な操作をしなくても成果が出るように設計されているためです。特別な知識が必要と感じがちなデジタルツールとは違い、普段から使い慣れているアプリをそのまま業務に取り入れるだけでよいため、導入後のハードルが大きく下がります。

患者側がLINEに慣れているため説明がいらない

接骨院で新しいツールを導入する際に手間が増える原因は「患者への説明が増えること」です。しかし公式LINEは、すでに多くの患者さんが日常的に使っているため、使い方を細かく説明する必要がありません。友だち追加の案内をするだけで、患者さんはスムーズに操作してくれます。予約の確認、メッセージのやり取り、クーポンの受け取りなども、患者自身が慣れたやり方で自然に使いこなします。その結果、院側の負担が増えないどころか、紙の案内や電話対応が減り、日々の業務が軽くなるというメリットが生まれます。

一度設定すれば自動化で日常業務に組み込める

公式LINEの最大の特徴は、「自動化できる部分が非常に多い」ことです。一度リッチメニューや自動応答を設定してしまえば、来院前の案内や予約の流れが自動で患者に届きます。例えば、初診の方向けの来院前メッセージ、施術後の注意事項、次回来院を促す配信などを自動で送ることで、これまで口頭で繰り返し説明していた手間が減ります。手間がかからないだけでなく、情報を伝え漏らす心配もなくなるため、業務の質も安定します。忙しい日でも、自動化されたLINEが代わりにフォローしてくれるため、継続運用に自信が持てるようになります。

スタッフと分担しやすい仕組みだから継続性が高い

公式LINEは院長一人で抱え込む必要がありません。スタッフにも役割分担しやすい仕組みになっており、メッセージの返信、タグ付け、予約の確認など、日常的な管理業務を任せることができます。スマートフォンで完結する作業が多いため、スタッフも抵抗なく扱えます。さらに、スタッフが慣れてくると、リッチメニューの簡単な更新や配信内容の作成まで担当できるようになり、院全体で運用する体制が作られていきます。一人で負担を抱えない仕組みが整うことで、継続するための心理的なハードルが下がり、「気づけば自然と続けていた」という状態が実現します。

ゼロから始める接骨院向け公式LINE導入の3ステップ

公式LINEを使いこなすには、高度な設定を覚える必要はありません。最初からすべての機能を使おうとすると負担が増えますが、必要最低限の部分に絞れば、院の運営にすぐ役立ち、しかも無理なく続けられます。ここでは、アナログな方でも迷わず始められるように、導入の流れを三つのステップに分けて解説します。この順番で進めることによって、公式LINEが日常業務の一部となり、自然に活用できるようになります。

ステップ1:目的を決めて必要最低限の設定だけ整える

公式LINEを始めるうえで最初に決めたいのが「どの患者さんに何を届けたいか」という目的です。予約を増やしたいのか、初診のフォローを丁寧にしたいのか、あるいはキャンセルを減らしたいのか。目的が明確になると、必要な設定が自然と絞られます。初期設定で整えるべき項目は多くありません。あいさつメッセージ、リッチメニュー、簡単な自動応答の三つが揃えば、十分なスタートが切れます。これらは一度設定すると大きく変更する必要がないため、導入直後の負担を抑えつつ、スムーズに運用を始めることができます。

どの患者層に使ってもらうのかを明確にする

接骨院を利用する患者さんは、症状や来院目的がさまざまです。肩こりの慢性症状で通う方もいれば、スポーツのケガで短期間だけ来院する方もいます。まずは「どの層に向けて情報を届けたいのか」を考えることで、公式LINEの内容がぶれにくくなります。例えば初めての患者さんをしっかりフォローしたい場合は、来院前の案内や注意点を送るだけで満足度が上がります。逆に再来院が多い院なら、予約確認の案内やお知らせ配信を中心にすると、患者さんとの距離が縮まりやすくなります。

リッチメニューと自動返信だけでも十分スタート可能

公式LINEにはさまざまな機能がありますが、導入時にすべてを使う必要はありません。むしろ、最初は“最低限”だけで問題ありません。画面下に固定表示されるリッチメニューは、患者さんが迷わず操作できる入り口になります。予約ボタンやアクセス案内を載せておくだけで、電話が減り、来院までの流れがスムーズになります。さらに、自動返信を簡単に設定しておくと、診療時間外に問い合わせが来ても負担になりません。こうした基本設定は一度整えればほぼ修正の必要がなく、その後の運用を楽にしてくれます。

ステップ2:初診〜再来を促す最低限の導線を作る

公式LINEを導入したあとは、患者さんが自然と来院につながる導線づくりを行います。ここで大切なのは、難しい仕組みを作ることではなく、初診の方が安心して来院でき、再来院につながる流れをつくることです。特に、来院前の案内や施術後のフォローは、手間がかかりやすい部分でありながら患者満足度にも直結します。公式LINEの力を借りることで、こうした案内を自動化でき、院の業務を大幅に効率化できます。

予約導線と初診案内の自動化

予約の流れをスムーズにすると、患者さんの負担が減るだけでなく、院側の電話対応も大きく減ります。予約ページへのリンクをリッチメニューに置くだけでも、患者さんの行動が変わります。また、初診の方が不安を感じやすい「来院前に必要な準備」「持ち物」「注意点」を公式LINEで事前に案内することで、当日の受付がスムーズになります。自動化された案内は情報の漏れを防ぎ、院への信頼感を高める効果もあります。

カンタンなステップ配信で継続来院をサポート

ステップ配信を難しいと思う必要はありません。来院した翌日にお礼メッセージを送り、数日後にセルフケアの案内を送り、次回予約を促すだけでも十分に効果が出ます。患者さんは忘れやすいものですが、適切なタイミングで情報が届くことで再来院につながりやすくなります。複雑な内容を組む必要はなく、シンプルな三回の配信だけでも継続率が変わります。これにより、院側の負担を増やすことなく、患者さんとの関係性を自然と強めていくことができます。

ステップ3:運用を習慣化し無理なく継続する

導入後に成果を出すためには、公式LINEを無理なく続けられる環境をつくることが大切です。といっても、毎日新しい情報を発信するような負担の大きい運用は必要ありません。大切なのは、「できる範囲のことを少しずつ続ける」という姿勢です。最初から完璧を目指さず、院のリズムに合わせて少しずつ更新していくことで、自然と習慣化されていきます。

週1回の配信ルールをつくる

無理なく続けるためには、最初に“更新のペース”を決めておくことが効果的です。週に一度、短いお知らせを配信するだけでも十分です。季節の変わり目の注意点や、急な休診日の案内など、簡単な内容で構いません。同じ曜日に配信する習慣をつけると、院長自身も負担に感じずに続けられます。配信が習慣になると、患者さんとのコミュニケーションが自然と増え、来院のきっかけも生まれやすくなります。

スタッフに任せる範囲を決める

公式LINEを院長一人で抱え込む必要はありません。日々の対応や配信をスタッフに任せられる部分を事前に決めておくと、運用が非常に楽になります。例えば、問い合わせへの返信や、タグ付けなどの簡単な作業はスタッフが担当し、重要なお知らせやキャンペーンの発信だけ院長が行うという形も有効です。役割を明確にすることで、院内全体で公式LINEを活用する体制が整い、運用の負担が軽減されます。

公式LINE導入で得られる接骨院の具体的なメリット

公式LINEを導入すると、院内の業務が整理されるだけでなく、患者さんとの距離が自然と縮まり、日々の運営がぐっと楽になります。これまで電話や紙で対応していた案内が自動化されることで、スタッフの負担が軽くなるだけでなく、患者さんにとっても利用しやすい環境が整います。ここでは、公式LINEが接骨院にもたらす主な効果を具体的に見ていきます。

電話対応が減り現場の負担が大幅に軽減

接骨院の電話は、診療時間中だけでなく空き時間にも鳴り続き、院長やスタッフにとって大きな負担になっています。特に予約変更や確認の電話が重なると、施術が中断されたり待ち時間が延びてしまったりと、現場の流れが乱れる原因にもなります。公式LINEを導入すると、予約の確認やキャンセルがLINE上で完結するため、電話の件数が確実に減ります。患者さんも「空いた時間に連絡できるから便利」と感じやすく、双方のストレスが少ない仕組みがつくれます。こうした負担の軽減は、スタッフの働きやすさにも直結し、院内の空気も落ち着いたものに変わっていきます。

継続来院を自然と促しリピート率が上がる

公式LINEの最大の強みは「患者さんとつながり続けられること」です。ほとんどの患者さんは、痛みが落ち着くと来院間隔が空き、気づけば来院が途絶えてしまうことがあります。しかし、適切なタイミングでメッセージが届くことで、「もう一度行こうかな」という気持ちが生まれやすくなります。施術後のフォローメッセージや、痛みがぶり返しやすいタイミングでの注意喚起など、負担にならない範囲でコミュニケーションを続けるだけで、自然と再来が増えます。これにより、院側は安定した来院数を確保でき、患者さんは継続してケアを受けられるという双方にとって良い状況が生まれます。

院内説明が減り初診時の案内がスムーズに

初診の患者さんには、持ち物、受付の流れ、問診表の記入など、来院前に知っておいてほしい情報が多く存在します。これらを口頭で説明すると手間がかかるうえ、忙しい時間帯には説明が不十分になってしまうこともあります。公式LINEであらかじめ案内を送っておくことで、来院前に必要な情報をしっかり届けられます。その結果、患者さんは安心して来院でき、院側の受付作業もスムーズになります。説明不足によるトラブルも減り、初診の印象が良くなることで、その後の来院にもつながりやすくなります。

失敗しないための運用ポイントとよくある質問

公式LINEは便利なツールですが、最初から完ぺきに使う必要はありません。導入後に「思ったより難しい」「続けられないかもしれない」と感じるのは自然なことです。大切なのは、無理のない範囲で運用ルールをつくり、徐々に慣れていくことです。このパートでは、失敗しやすいポイントを避けるための考え方と、院長からよく寄せられる疑問にお答えしていきます。

最初から多くの機能を使おうとしない

公式LINEには便利な機能がたくさんありますが、最初から全部使う必要はありません。むしろ、機能を欲張りすぎると操作が複雑に感じられ、途中で手が止まる原因になります。まずはリッチメニューと自動応答の設定だけに絞ってスタートすることで、運用の負担を抑えられます。少しずつ慣れてきた段階で、予約リンクの追加やステップ配信など、必要に応じて機能を広げていくと、自然とスムーズに使いこなせるようになります。

無理なく続けるための運用のコツ

運用を続けるための一番のコツは、「更新のハードルをできるだけ下げる」ことです。週に一度の短いメッセージでも、定期的に発信していれば患者さんとのつながりは保てます。完璧な文章を作ろうとせず、季節のお知らせや院内の小さな出来事を気軽に配信することが大切です。また、スタッフと役割分担することで負担が半分になり、運用が格段に楽になります。院全体で取り組む意識を持つと、自然と続けやすい環境が整います。

よくある質問(Q&A)

公式LINEについての質問は多岐にわたりますが、特に多いのが「アナログでも本当に大丈夫?」「続けられるか心配」というものです。実際には、普段LINEを使っている方であれば特別な技術は必要ありません。また、「何から始めればいいのか分からない」という声に対しては、目的を決めて最低限の設定を整えることから始めると、スムーズに導入できます。さらに、「患者さんにとって迷惑にならないか」という疑問もありますが、必要なタイミングで適切な情報が届くことはむしろ喜ばれるケースが多く、来院のきっかけにもつながります。

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