補助金の加点項目!初心者でもわかる!経営力向上計画の申請書作成ガイド

ブログ監修者

プランナー

棚橋和宏
(たなはしかずひろ)

【保有資格】

医療経営士3級

整骨院の開業・運営にかかる費用を少しでも抑えたい、補助金を活用したいとお考えの方へ。
私は医療機器販売と補助金申請支援の経験を活かし、整骨院経営を資金面からサポートしています。
「自院が対象になるのか分からない」「申請手続きが不安」そんなお悩みに丁寧に寄り添い、最適な制度選びから申請サポートまで対応。
補助金を活用することで設備投資や差別化が可能となり、経営の安定化にもつながります。
まずはお気軽にご相談ください。先生の想いを形にするお手伝いをさせていただきます。

経営力向上計画とは?まずは制度の概要とメリットを解説

経営力向上計画とは、企業が自分の強みをのばし、経営をよりよくしていくための「計画書」のことです。中小企業や個人事業主がこの計画をつくって国に申請し認められると、いろいろな支援が受けられるようになります。

例えば、新しい設備を買うときに税金がやすくなったり、銀行からお金を借りやすくなったりします。こうしたサポートは、毎日の経営にとってとても心強いものです。

この制度は「中小企業等経営強化法」というルールにもとづいてつくられていて、企業の成長を国が後押しする目的があります。特に人材の育成や、経営のムダをへらして生産性を高めることが大きなポイントです。

「補助金の対象になるのか?」「手続きがむずかしそう」と感じる方もいるかもしれませんが、安心してください。この制度は、なるべく多くの事業者が活用できるよう手続きもシンプルにつくられています。

では、実際に申請するとどんなサポートが受けられるのでしょうか。

経営力向上計画の申請で得られる具体的な支援内容

経営力向上計画を国に申請し、認定を受けると、いくつかのとても実用的な支援を受けることができます。これらのサポートは、設備投資や経営改善を考えている中小企業や個人事業主にとって大きなメリットになります。

まず一番よく知られているのが「税制優遇」です。たとえば、一定の設備を導入した場合、固定資産税が最大3年間にわたって半分になります。これは大きな節税効果を生みます。また、法人税の面でも「即時償却」や「特別償却」などの優遇措置を受けることができます。

さらに、「金融支援」も大きな魅力のひとつです。認定を受けていることで、政府系の金融機関や一部の地方銀行での融資がスムーズになることがあります。とくに、金利が低く設定される制度融資や、保証料が一部軽減される制度を使える可能性が高くなります。

そのほか、事業再構築補助金やIT導入補助金など、他の支援制度との相性もよく、「経営力向上計画を出していること」が応募条件になっているケースもあります。ですので、先にこの申請をしておくことで、今後の補助金申請も有利に進めやすくなります。

このように、計画の申請をするだけで、税金・融資・補助金など、さまざまな面での支援が受けられるようになるのです。次は、申請書にどんな情報が必要なのかを見ていきましょう。

経営力向上計画の申請書に必要な情報とは?

経営力向上計画の申請書は、おおむねA4で2〜3枚ほどのボリュームですが、その中には大切な情報をしっかりと整理して書く必要があります。ここで書く内容が、認定されるかどうかを左右します。

まずはじめに書くのが「事業者の基本情報」です。会社名や所在地、代表者名、設立年月日、業種などを記載します。これは一般的な書類と同じように、正確な情報を記載することが大切です。

次に求められるのが「現状分析」です。ここでは、自分の事業が今どんな状態にあるのか、どんな課題をかかえているのかを客観的に説明します。たとえば、「顧客のリピート率が低い」「人手不足により予約枠が埋まらない」「旧式の設備で効率が悪い」といった具体的な悩みを書くと説得力が増します。

その上で、「どのように経営力を向上させたいか」を明確にします。たとえば、「新しい治療機器を導入してサービスの質を上げる」「スタッフ研修を定期的に行い、対応力を高める」「クラウド予約システムを導入して無断キャンセルを減らす」など、計画的な取り組みを示すことが重要です。

また、その施策を実行するためのスケジュールや体制、予算の見込みなども簡潔に書きます。とくに設備投資がある場合は、いつ・なにを・どこから導入するかを具体的に書くことが求められます。

これらの情報を通して、「この事業者はきちんとした経営改善の計画を持っている」と判断されれば、認定されやすくなります。次のパートでは、これらの情報をどう書き込むか、実際の記載例をもとに見ていきましょう。

経営力向上計画の申請書の書き方

ここでは、実際に申請書をどのように書けばよいかを、記載例をまじえてわかりやすく紹介します。難しく考える必要はなく、基本的な流れとポイントを押さえれば、初心者でもスムーズに作成できます。

1. 企業情報の記載

まずは会社や事業の基本情報を入力します。
たとえば、以下のように記載します。

  • 会社名:〇〇接骨院
  • 所在地:東京都葛飾区〇〇
  • 代表者名:山田 太郎
  • 業種:接骨院業
  • 設立年月日:2015年4月

この部分は間違いがないように、登記簿や開業届を参考にして正確に記載しましょう。

2. 現状の課題と経営環境の整理

「患者数は安定しているものの、予約のドタキャンや無断キャンセルにより、1日の売上に波がある」といったように、自院が直面している課題を具体的に書きます。

また、外部環境についても、「近隣に新規の治療院が開業し、競争が激化している」など、客観的な事実をまじえて説明することで説得力が出ます。

3. 経営力向上の具体的な目標

次に、「予約管理システムの導入により、当日キャンセル率を30%削減し、稼働率を向上させる」といったように、数字や期限をまじえた目標を書くと、計画としての信頼性が高まります。

また、人材育成も含めると評価されやすく、「スタッフへの接遇研修を年2回実施し、顧客満足度の向上を図る」なども有効です。

4. 施策とスケジュール

施策の部分では、「クラウド型予約システムを2025年5月に導入し、6月から本格運用を開始する」といったように、いつ何を行うかを明記します。

導入予定の機器がある場合は、「EMS機器(〇〇メーカー製)を2025年6月までに購入し、7月から稼働予定」といった記載が望ましいです。

以上のように、形式にしたがって書けば、難しそうに見える申請書も順を追って作成できます。次の章では、接骨院や鍼灸院が申請する際に気をつけたいポイントや、よくある失敗について見ていきましょう。

接骨院・鍼灸院が申請する際のポイントと注意点

経営力向上計画は、接骨院や鍼灸院といったヘルスケア系の事業者でも、しっかりと内容を整えれば申請・認定されやすい制度です。ただし、業種ならではの注意点もありますので、ここで押さえておきましょう。

まず大切なのは、「経営改善の視点」がちゃんとあるかどうかです。単に「治療機器を買いたいから」と書くだけでは認定されにくくなります。たとえば、「EMS機器を導入して回復までの通院回数をへらし、患者の満足度を上げる」など、患者や経営のどちらにもメリットがあることを示すと効果的です。

また、「人材育成」や「サービス向上」にふれることも大切です。接骨院や鍼灸院では、院長が一人でやっている場合も多いですが、「スタッフが増える予定」や「受付対応をよりスムーズにしたい」など、将来の見通しを持っていることを示すと、より評価が高くなります。

注意点としては、「設備投資のタイミング」がとても重要です。原則として、認定を受けたあとに機器などを購入する必要があります。もしも、認定前に導入してしまうと、税制優遇などの対象外になる可能性があるので、スケジュールはしっかり確認しておきましょう。

さらに、治療機器を導入する場合、その機器が「生産性向上や業務効率化にどうつながるか」を説明する必要があります。たとえば「予約枠を1日3件増やせる」「施術時間が短縮できる」といったように、数字で説明できると説得力が高まります。

このように、接骨院・鍼灸院ならではの視点で書類を準備することが、申請成功へのカギとなります。次は、実際の申請手順や提出方法について見ていきましょう。

経営力向上計画の申請手順と提出方法

経営力向上計画の申請は、難しそうに見えても、流れを理解すればスムーズに進めることができます。ここでは、申請の基本的な手順と提出方法についてご紹介します。

まずは、「GビズIDプライムアカウント」を取得しておきましょう。これは、オンラインで申請するために必要な共通IDで、発行までに1週間ほどかかることがあります。(取得方法は別記事で解説してます。⇒ https://emio.jp/news/【接骨院・鍼灸院でも活用可能】補助金申請に必/

合わせて、「申請様式の入手」です。中小企業庁のホームページや、経営力向上計画の特設サイトから、申請書のひな形(様式第1号など)や記載例をダウンロードすることができます。

次に、必要な内容を記載していきます。前の章で紹介したように、「事業者情報」「現状の課題」「改善の目標」「具体的な取り組み内容」など、順を追って記入すれば問題ありません。時間に余裕を持って取り組むと、ミスも少なくなります。

申請先は、自分の事業が属する「主務大臣」によって変わります。たとえば、接骨院や鍼灸院であれば、厚生労働省(または地域厚生局)が担当窓口となるケースが多いです。あらかじめ、自分の業種がどこに該当するかを確認しておくと安心です。

書類を提出したあとは審査が行われ、2〜4週間ほどで認定通知が届きます。ただし、内容に不備がある場合は修正依頼が来ることもありますので、記載内容のチェックはしっかりしておきましょう。

以上が申請から提出、認定までのおおまかな流れです。次の章では、記載時にありがちなミスや、よくある質問についてまとめます。

よくある質問と記載ミスを防ぐためのチェックリスト

経営力向上計画の申請はシンプルな構成ですが、初めての方にとっては「これで合ってるのかな?」と不安になることも多いです。ここでは、よくある質問と、記載ミスを防ぐためのポイントをまとめました。

よくある質問

Q1. 接骨院や鍼灸院でも本当に申請できるの?
はい、もちろんできます。中小企業にあたる業種であれば、業種にかかわらず申請が可能です。医療機器の導入や人材育成など、経営改善の目的が明確であれば認定されるケースは多くあります。

Q2. 補助金とどう違うの?
経営力向上計画は「認定制度」であり、すぐにお金がもらえるわけではありません。ただし、この認定を受けておくことで、今後の補助金申請で加点されたり、税制優遇を受けられるなどの間接的な支援が得られます。

Q3. 書き方に自信がないときは誰に相談すればいい?
地域の商工会議所、中小企業診断士、税理士、行政書士などが支援してくれる場合があります。また、認定支援機関のリストも公表されていますので、近くの支援機関に相談することもできます。

記載ミスを防ぐチェックポイント

  1. 設備投資のタイミングを誤っていないか?
    申請後に設備を導入するのが原則です。事前購入は対象外になることがあるので要注意。
  2. 施策やスケジュールがあいまいになっていないか?
    「いつ・なにを・どう実行するか」を明確に記載しましょう。抽象的な表現は避けるべきです。
  3. 数字や表現が現実的か?
    「来月から売上が倍増する」など、非現実的な数値目標は信頼性を下げます。実現可能な範囲で具体的に書きましょう。
  4. 提出先は正しく設定されているか?
    業種によって提出先が違うため、必ず最新の情報を確認しておきましょう。

このように、よくある質問に対する理解と、書類の見直しをすることで、申請の成功率はぐんと高まります。最後に、今回のポイントをまとめてみましょう。

まとめ:経営力向上計画の申請で経営の安定と成長を目指そう

経営力向上計画の申請は、決してむずかしいものではありません。自分の院の現状をふり返り、これからどう良くしていきたいのかを整理するだけでも大きな意味があります。

接骨院や鍼灸院のような地域密着型の事業にとって、患者さんの満足度や信頼を積み重ねていくことは何より大切です。そのためには、人材育成や設備投資といった「見えない努力」がかかせません。そして、それをしっかり後押ししてくれるのが、この経営力向上計画です。

申請書には、特別な知識や言葉は必要ありません。大切なのは、「今の課題」と「これからどう良くしていくか」を、丁寧に言葉にすることです。それができれば、認定を受けるチャンスはぐっと広がります。

認定を受ければ、税金や融資、補助金の面でメリットが生まれるだけでなく、経営の方向性もクリアになります。未来への一歩を、ぜひこの制度を活用して踏み出してみてください。

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