電気刺激と超音波を1台で。伊藤超短波「エスティマス」で広がる物理療法の選択肢

ブログ監修者

棚橋 和宏

プランナー

棚橋 和宏
(たなはし かずひろ)

【保有資格】

資格:医療経営士3級
医療経営士3級
令和7年度行政書士試験合格
令和7年度行政書士試験合格(未登録)

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物理療法機器は「単機能」から「複合型」へ

接骨院・整骨院では症状に応じた使い分けが求められる

接骨院・整骨院で来院される患者さんの悩みは、痛み、筋肉のこわばり、ケガの後の違和感、運動時の不安などさまざまです。そのため、物理療法機器も一つの目的だけで考えるのではなく、患者さんの状態に合わせて使い分ける視点が大切になります。

たとえば、痛みが強い方には刺激量に配慮した電気刺激を使うことがあります。一方で、筋肉の働きを引き出したい場合には、筋収縮を目的としたモードが選択肢になります。さらに、深部や浅部へのアプローチを考える場面では、超音波を活用することもあります。

このように、物理療法は「どの機器を使うか」だけでなく、「何を目的に使うか」が重要です。

電気刺激と超音波では得意なアプローチが異なる

電気刺激は、痛みへのアプローチや筋肉への刺激などに使われることが多い物理療法です。干渉波、EMS、ハイボルテージ、マイクロカレントなど、モードによって体感や目的が異なります。

一方、超音波は、音の振動を利用して体の組織に働きかける物理療法です。電気刺激とは刺激の入り方が異なるため、同じ患者さんに対しても、目的に応じて使い分けることができます。

つまり、電気刺激と超音波は、どちらが上というものではありません。それぞれの特徴を理解し、施術目的に合わせて選ぶことが大切です。

1台で複数の施術目的に対応できるメリット

従来は、電気刺激用の機器、超音波用の機器というように、目的ごとに機器を分けて考えることも多くありました。しかし、院のスペースや導入コスト、スタッフの使いやすさを考えると、複数の機能を1台で使えることには大きなメリットがあります。

複合型の物理療法機器であれば、患者さんの状態に合わせて電気刺激と超音波を使い分けやすくなります。また、施術メニューの幅を広げたい院や、既存機器の更新を検討している院にとっても、選択肢の一つになりやすいでしょう。

物理療法機器を検討する際は、単に機能数を見るだけでなく、自院の患者層や施術方針に合っているかを確認することが重要です。

電気刺激でできること|痛み・筋肉・リハビリへのアプローチ

干渉波・TENSは痛みへのアプローチに使いやすい

電気刺激にはさまざまな種類がありますが、接骨院・整骨院でよく使われるものに、干渉波やTENSがあります。これらは、痛みへのアプローチを目的として使われることが多い電気刺激です。

干渉波は、比較的広い範囲にやわらかい刺激を届けやすい点が特徴です。肩、腰、背中、太ももなど、筋肉のこわばりや広い範囲の違和感に対して使いやすい場面があります。

TENSは、痛みを感じる部位に電気刺激を加えることで、痛みの感じ方に働きかける考え方の電気刺激です。刺激の強さや周波数を調整しながら、患者さんが不快に感じない範囲で使用することが大切です。

EMS・Russianは筋肉への刺激に活用しやすい

EMSやRussianは、筋肉への刺激を目的として使われることが多いモードです。痛みの緩和を主な目的とする電気刺激とは異なり、筋肉を収縮させる、筋肉の働きを意識しやすくする、といった使い方が考えられます。

EMSは、電気刺激によって筋肉を動かすモードです。筋力低下が気になる方、運動への意識づけをしたい方、リハビリの補助として筋肉に刺激を入れたい場面で活用しやすい電気刺激といえます。

Russianも筋収縮を目的とした電気刺激の一つです。院の施術方針や患者さんの状態に合わせて、EMSと使い分けることで、筋肉へのアプローチの幅を広げやすくなります。

ハイボルテージ・マイクロカレント・DCも目的別に使い分ける

電気刺激には、干渉波やEMS以外にも、ハイボルテージ、マイクロカレント、DCなどのモードがあります。

ハイボルテージは、短い時間で高い電圧の刺激を加えるモードです。限られた部位に刺激を入れたい場面で使われることがあります。患者さんによって感じ方が異なるため、出力を確認しながら調整する必要があります。

マイクロカレントは、非常に弱い電流を使うモードです。一般的な電気刺激のような強い体感は少なく、患者さんによってはほとんど刺激を感じないこともあります。刺激感を抑えたい場面で選択肢になりやすい電気刺激です。

DCは直流電気刺激を指します。直流は電気の流れる向きが一定であるため、交流系の刺激とは異なる特徴があります。すべての電気治療器に搭載されているわけではないため、DCを含めた複数のモードを使える機器は、施術目的に応じた選択肢を持ちやすくなります。

超音波でできること|深部・浅部へのアプローチ

1MHzは深部、3MHzは浅部へのアプローチに使われる

超音波は、音の振動を利用して体の組織に働きかける物理療法です。電気刺激とは異なり、筋肉を直接動かすというよりも、振動による刺激を用いる点に特徴があります。

超音波では、周波数によってアプローチしやすい深さが変わります。一般的に、1MHzは比較的深い部位、3MHzは浅い部位へのアプローチに使われます。たとえば、深部の筋肉を意識したい場合と、皮膚に近い浅い組織を意識したい場合では、選ぶ周波数が異なります。

このように、超音波は「どこに働きかけたいか」を考えながら使い分けることが大切です。患者さんの症状や部位に合わせて周波数を選ぶことで、施術の目的を整理しやすくなります。

ミクロマッサージ作用と温熱作用が特徴

超音波の特徴として、ミクロマッサージ作用と温熱作用が挙げられます。ミクロマッサージ作用とは、超音波の細かな振動によって、組織に機械的な刺激を与える考え方です。手で行うマッサージとは異なり、細かな振動を利用する点が特徴になります。

温熱作用は、超音波によって組織内で熱が発生する働きです。出力や照射方法によって体感は変わりますが、深部への温熱を目的として使われることがあります。

ただし、超音波は強く当てればよいというものではありません。同じ部位に長く当てすぎたり、骨に近い部分で使い方を誤ったりすると、不快感につながる場合があります。機器の設定やプローブの動かし方を確認しながら、安全に使用することが大切です。

プローブの使い分けで部位に合わせた施術がしやすい

超音波では、プローブと呼ばれる照射部分を体に当てて使用します。プローブの大きさや形状によって、使いやすい部位が変わります。

広い部位には大きめのプローブが使いやすく、細かな部位や関節まわりには小さめのプローブが適している場合があります。肩、腰、膝、足首、手首など、施術したい部位に合わせて使い分けることで、より狙いを定めた施術がしやすくなります。

超音波は、電気刺激とは異なる角度から物理療法を組み立てられる機能です。電気刺激だけでは対応しにくい場面でも、超音波を選択肢として持つことで、施術の幅を広げやすくなります。

伊藤超短波「エスティマス」の特徴

4チャンネルの電気刺激と超音波を1台に搭載

伊藤超短波の「エスティマス」は、電気刺激と超音波を1台に搭載したコンビネーション治療器です。

4チャンネルの電気刺激に対応しているため、複数の部位や、広い範囲への施術を組み立てやすい点が特徴です。たとえば、痛みがある部位だけでなく、その周辺の筋肉や関連する部位も含めて考えたい場合、チャンネル数に余裕があることで施術の選択肢が広がります。

また、超音波機能も搭載しているため、電気刺激とは異なる角度からのアプローチも可能です。電気刺激と超音波を別々の機器で用意する必要がないため、限られた施術スペースの中でも活用しやすい機器といえるでしょう。

8種類の電気刺激モードにDC直流電気刺激療法も搭載

エスティマスには、IF-4、IF-2、EMS、Russian、Hi-Voltage、TENS、Microcurrent、DCの8種類の電気刺激モードが搭載されています。

干渉波系のモードは、痛みや筋緊張へのアプローチに使いやすく、EMSやRussianは筋肉への刺激を目的とする場面で活用しやすいモードです。ハイボルテージは、部位を絞って刺激を入れたい場合に選択肢となり、マイクロカレントは刺激感を抑えた微弱な電流として使われます。

さらに、エスティマスはDC、つまり直流電気刺激療法にも対応しています。直流電流は、電気の流れる向きが一定である点が特徴です。すべての電気治療器にDCが搭載されているわけではないため、直流を含めて複数の電気刺激を使い分けられることは、エスティマスの特長の一つといえます。

電気刺激と超音波のコンビネーション治療が可能

エスティマスの大きな特徴は、電気刺激と超音波を組み合わせたコンビネーション治療ができることです。

電気刺激は、痛みへのアプローチや筋肉への刺激に使いやすい物理療法です。一方、超音波は、深部や浅部への働きかけを考えたい場面で選択肢になります。この2つを組み合わせることで、単独の機能だけでは組み立てにくい施術にも対応しやすくなります。

たとえば、筋肉のこわばりがある部位に対して、電気刺激と超音波を目的に応じて使い分けることで、施術の幅を広げることができます。患者さんの状態に合わせて複数の方法を選べる点は、接骨院・整骨院にとって大きなメリットです。

エスティマスは、電気刺激の種類が豊富であることに加え、超音波との組み合わせにも対応しているため、物理療法メニューを見直したい院や、機器更新を検討している院にとって検討しやすい選択肢になります。

接骨院・整骨院でエスティマスを活用する場面

急性期から慢性症状まで施術の選択肢を広げやすい

接骨院・整骨院では、患者さんの状態に合わせて施術内容を調整する必要があります。痛みが強い時期、違和感が長引いている時期、運動や日常生活への復帰を目指す時期では、必要なアプローチが変わるためです。

エスティマスは、複数の電気刺激モードと超音波を1台に搭載しているため、症状や目的に応じた使い分けがしやすい機器です。痛みへのアプローチ、筋肉への刺激、施術後のケア、深部や浅部への働きかけなど、院の施術方針に合わせて活用の幅を広げやすくなります。

ひとつの機能だけに頼るのではなく、患者さんの状態に合わせて選択肢を持てることは、物理療法機器を導入するうえで大きなポイントです。

患者さんの状態に合わせた説明がしやすい

物理療法機器を活用する際は、患者さんへの説明も重要です。どのような目的で電気刺激を使うのか、なぜ超音波を選ぶのかが伝わると、施術への納得感につながります。

たとえば、干渉波やTENSは痛みへのアプローチ、EMSやRussianは筋肉への刺激、マイクロカレントは刺激感を抑えた微弱な電流、DCは直流電気刺激として説明できます。超音波については、深部や浅部に対して振動を用いる施術として伝えると、患者さんにもイメージしやすくなります。

エスティマスのように複数のモードを搭載した機器は、患者さんの状態に合わせて「今日はこの目的で使います」と説明しやすい点も特長です。

物理療法メニューの見直しや機器更新時の選択肢になる

既存の電気治療器を長く使っている院では、機器更新のタイミングで「今後どのような物理療法を提供したいか」を見直すことが大切です。

単に古い機器を入れ替えるだけでなく、痛みへの対応、筋肉へのアプローチ、超音波の活用、コンビネーション治療など、院の施術メニュー全体を考えるきっかけになります。

エスティマスは、電気刺激と超音波を1台で使えるため、複数の機器を置くスペースが限られている院にも検討しやすい機器です。また、干渉波、EMS、ハイボルテージ、マイクロカレント、DCなどの電気刺激モードを搭載しているため、患者さんの症状や施術目的に合わせた使い分けにも対応しやすくなります。

接骨院・整骨院で物理療法の幅を広げたい場合や、機器更新を機に施術メニューを見直したい場合、エスティマスは選択肢の一つとして検討しやすい治療器といえるでしょう。

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