開業に向いている柔道整復師と勤務を続けるべき柔道整復師の特徴

ブログ監修者

棚橋 和宏

プランナー

棚橋 和宏
(たなはし かずひろ)

【保有資格】

資格:医療経営士3級
医療経営士3級
令和7年度行政書士試験合格
令和7年度行政書士試験合格(未登録)

整骨院の開業・運営にかかる費用を少しでも抑えたい、補助金を活用したいとお考えの方へ。
私は医療機器販売と補助金申請支援の経験を活かし、整骨院経営を資金面からサポートしています。
「自院が対象になるのか分からない」「申請手続きが不安」そんなお悩みに丁寧に寄り添い、最適な制度選びから申請サポートまで対応。
補助金を活用することで設備投資や差別化が可能となり、経営の安定化にもつながります。
まずはお気軽にご相談ください。先生の想いを形にするお手伝いをさせていただきます。

柔道整復師には開業という道と勤務という道がある

柔道整復師として働き続ける中で、「このまま勤務を続けるべきか、それとも開業を目指すべきか」と悩む方は少なくありません。資格を取得した後の進路には大きく分けて2つあり、接骨院を開業して自分の院を持つ道と、勤務柔道整復師として現場経験を積みながら働く道があります。どちらにも良さがあり、優劣で決めるものではありません。大切なのは、自分の性格や考え方、将来の目標に合っているかどうかです。まずは、それぞれの働き方の違いを整理しておきましょう。

開業という働き方の特徴

開業の魅力は、自分の理想とする院づくりができることです。どのような施術を提供するか、どんな患者さんに来てほしいか、料金設定をどうするかなどを自分で決められるため、働き方の自由度は高くなります。自費施術やトレーニング指導、リハビリメニューなどを取り入れやすい点も、開業ならではの強みです。

その一方で、開業は施術だけをしていれば成り立つものではありません。集客、売上管理、経費の把握、設備投資、場合によってはスタッフの採用や教育まで、経営者として考えるべきことが多くあります。現場での技術力はもちろん重要ですが、それに加えて説明力や対応力、経営の視点も求められます。自分の判断で動ける反面、結果の責任も自分で負う働き方だといえるでしょう。

勤務という働き方の特徴

勤務柔道整復師として働く場合は、毎月の給与があり、開業に比べて収入が安定しやすいという安心感があります。物件取得や設備投資など大きな初期費用も必要なく、経営面の負担を抱えずに施術の現場に立てることは大きなメリットです。特に、まずは経験を積みたい方や、技術を磨くことに集中したい方にとって、勤務は非常に現実的な選択肢です。

また、職場によっては先輩の施術や問診の進め方を学べるため、自分一人では得にくい経験を積みやすい環境でもあります。患者さん対応や院内業務の流れを身につけながら、柔道整復師としての土台を固めていけるでしょう。もちろん勤務にも大変さはありますが、経営リスクを抑えながら成長できる働き方として、多くの柔道整復師に選ばれています。

開業か勤務かは向き不向きで決めることが大切

開業した方が成功、勤務を続けると後ろ向き、ということではありません。実際には、開業に向いている人もいれば、勤務という形で力を発揮しやすい人もいます。人と積極的に関わることが得意な方、数字を見ながら考えることに抵抗がない方、自分で道を切り開きたい方は開業向きの傾向があります。一方で、施術にしっかり向き合いたい方や、安定した環境で経験を積みたい方は、勤務の方が合っている場合もあります。

重要なのは、周囲に流されて選ぶのではなく、自分の適性に合った道を選ぶことです。無理に開業を目指しても、性格や価値観に合っていなければ苦しくなってしまいます。反対に、勤務が合っている人がその道を深めることは、決して消極的な選択ではありません。まずは自分がどのような働き方を望んでいるのかを整理することが、後悔しないキャリア選びにつながります。

開業に向いている柔道整復師の特徴

接骨院を開業して成功している柔道整復師には、いくつか共通する特徴があります。もちろん技術力は前提として必要ですが、それだけで経営がうまくいくわけではありません。開業すると施術者であると同時に経営者にもなるため、性格や考え方、行動力などが大きく影響します。ここでは、開業に向いている柔道整復師の特徴について説明します。

人と話すことが好きでコミュニケーションが取れる人

接骨院の仕事は施術だけではなく、患者さんとの会話や説明、信頼関係づくりがとても重要になります。どれだけ技術があっても、患者さんが安心して通えない院にはなかなか人は集まりません。反対に、話しやすい先生、相談しやすい先生のいる接骨院には患者さんが定着しやすい傾向があります。

患者さんは身体の痛みだけでなく、不安や悩みを抱えて来院することも多いものです。そのため、症状の説明だけでなく、日常生活のアドバイスや今後の見通しなどを丁寧に伝えることが大切になります。人と話すことが苦ではない人、相手の話を聞くことができる人は、開業しても患者さんとの関係を築きやすいといえるでしょう。

経営や数字を考えることができる人

開業すると、自分の院の売上や経費、利益などを自分で管理していく必要があります。来院人数、単価、リピート率などを把握しながら、どうすれば経営が安定するのかを考えていかなければなりません。施術者としての視点だけでなく、経営者としての視点を持つことが求められます。

数字を見ることが苦手な人でも開業はできますが、数字を見ずに経営を続けるのは難しいものです。売上がなぜ上がったのか、なぜ下がったのかを考え、改善していくことが重要になります。経営に興味がある人や、自分で考えて行動することが好きな人は開業に向いているといえます。

勉強を続けて知識や技術を高められる人

開業すると、施術技術だけでなく、経営、集客、広告、ホームページ、法律、税金など、さまざまな知識が必要になります。学校を卒業して資格を取得した時点で勉強が終わるわけではなく、むしろ開業してからの方が学ぶことは増えていきます。

また、施術技術についても新しい考え方や治療方法が次々に出てくるため、勉強を続ける姿勢がとても大切です。セミナーに参加したり、本を読んだり、他の院の取り組みを参考にしたりしながら、自分の院を成長させていく必要があります。勉強を続けることが苦ではない人は、開業してからも成長し続けることができます。

行動力があり新しいことに挑戦できる人

開業してすぐに患者さんがたくさん来ることはあまりありません。地域の方に院を知ってもらうために、チラシを配ったり、ホームページを作ったり、SNSで情報発信をしたりと、自分から行動していくことが大切です。

また、新しい施術メニューやサービス、機器の導入など、変化に対応していくことも必要になります。うまくいかないことがあっても、改善しながら挑戦を続けられる人は開業に向いています。考えているだけで行動に移せない人よりも、まずやってみるという姿勢の人の方が経営では結果につながりやすい傾向があります。

収入を上げたい、成長したいという意欲がある人

開業を目指す人の多くは、収入を増やしたい、自分の院を持ちたい、自分のやり方で仕事がしたいという思いを持っています。勤務の場合は収入がある程度決まっていますが、開業すれば自分の努力や工夫によって収入を増やすことも可能になります。

もちろん楽に収入が増えるわけではありませんが、目標を持って努力できる人、自分の力で成長していきたいと考えている人は開業に向いているといえるでしょう。自分の院を育てていくという気持ちを持てるかどうかは、開業においてとても重要なポイントになります。

勤務を続ける方が向いている柔道整復師の特徴

柔道整復師というと「いずれは開業するもの」というイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、実際には勤務という働き方の方が向いている柔道整復師もいます。勤務を続けることは決して消極的な選択ではなく、自分の性格や働き方に合っていれば、長く安定して働くことができる選択肢の一つです。ここでは、勤務を続ける方が向いている柔道整復師の特徴について説明します。

治療技術を磨くことに集中したい人

施術の技術を高めることに集中したい人は、勤務の働き方が向いています。開業すると施術以外の仕事が増えるため、どうしても施術に使える時間は限られてしまいます。勤務であれば、施術経験を多く積みながら、技術や知識の向上に時間を使うことができます。

また、院によってはさまざまな症例を経験できるため、経験値を積みたい方にとって勤務は非常に良い環境です。まずは柔道整復師としての基礎をしっかり身につけたいと考えている方は、無理に開業を目指す必要はありません。

経営や集客より施術に専念したい人

開業すると、集客、売上管理、広告、ホームページ、スタッフ管理など、施術以外の仕事が多くなります。施術以外の仕事が増えることにストレスを感じる人も少なくありません。

施術に集中したい、患者さんの身体を治すことにやりがいを感じる、経営や広告にはあまり興味がないという人は、勤務の方が向いている場合があります。勤務であれば経営のことを考えすぎる必要がなく、施術者としての仕事に集中することができます。

安定した収入や働き方を重視する人

勤務の大きなメリットの一つは、収入が安定しやすいことです。毎月決まった給与があり、急に収入がゼロになるようなリスクはほとんどありません。開業の場合、最初のうちは患者さんが少なく、収入が安定するまで時間がかかることもあります。

生活の安定を重視したい方や、家族がいるため収入の波をできるだけ少なくしたい方などは、勤務という働き方の方が安心して働くことができるでしょう。働く時間や休日も比較的安定しやすい点も、勤務のメリットです。

経営の責任やリスクをあまり負いたくない人

開業すると、家賃や光熱費、機械のリース代、人件費など、毎月必ずかかる経費があります。患者さんが少ない月でも支払いは続くため、経営の責任やプレッシャーは大きくなります。

もちろん開業にはやりがいもありますが、経営の責任を重く感じる人もいます。経営のリスクを背負うよりも、施術者として安定した環境で働きたいと考える人は、勤務の方が向いているといえます。

組織やチームで働く方が向いている人

一人で院を経営するよりも、スタッフと協力しながら働く方が好きな人もいます。チームで目標を共有しながら働くことにやりがいを感じる人は、勤務という働き方の方が向いている場合があります。

また、先輩や院長から学びながら働くことで、自分の成長を実感できる人もいます。組織の中で役割を持って働くことが好きな人、人と協力して仕事をすることが好きな人は、勤務という働き方が合っている可能性があります。

開業して成功する柔道整復師の共通点

接骨院を開業する柔道整復師は多くいますが、その中でも安定して経営できている人にはいくつかの共通点があります。特別な才能がある人だけが成功しているわけではなく、考え方や行動の積み重ねによって結果が変わってくることが多いです。ここでは、開業して成功している柔道整復師に共通している特徴について説明します。

技術力と説明力の両方を高めている

接骨院を開業する上で、施術の技術力はとても重要です。痛みを改善できなければ患者さんは通院を続けてくれません。しかし、技術だけでは患者さんが定着しないこともあります。なぜ身体が痛くなったのか、どのくらい通院が必要なのか、日常生活で何に気を付けるべきかなどを分かりやすく説明できるかどうかも非常に重要です。

患者さんは自分の身体の状態が分からないことに不安を感じています。その不安を解消できる説明ができる柔道整復師は信頼されやすく、結果として通院につながりやすくなります。技術と説明の両方を大切にしている人は、開業しても患者さんが定着しやすい傾向があります。

患者さんとの信頼関係を作るのが上手

成功している接骨院の多くは、地域の患者さんとの信頼関係がしっかり築かれています。患者さんに名前を覚えてもらうだけでなく、患者さんの生活や仕事、趣味などを理解し、その人に合った施術やアドバイスができることが信頼につながります。

また、症状が改善した後もメンテナンスや予防のために通院してもらえる院は、経営が安定しやすいです。そのためには、患者さんに「この先生に診てもらいたい」と思ってもらうことが大切です。技術だけでなく、人として信頼されることが接骨院経営では非常に重要になります。

経営者としての考え方を持っている

開業すると、柔道整復師であると同時に経営者になります。成功している人は、施術だけでなく経営の数字もきちんと見ています。来院数、単価、リピート率、売上、経費などを把握し、どうすれば経営が安定するのかを常に考えています。

経営者の視点を持っている人は、感覚だけで経営をするのではなく、数字を見ながら改善を続けていきます。例えば、来院数が減った理由を考えたり、新しいメニューを考えたり、広告方法を変えたりと、常に改善を続けています。このような考え方ができる人は開業して成功しやすいといえます。

新しい知識や技術を学び続けている

成功している柔道整復師は、勉強をやめません。新しい施術方法、リハビリ、トレーニング、栄養、経営、集客など、幅広い分野について学び続けています。接骨院業界も時代とともに変化しているため、昔と同じやり方だけでは経営が難しくなることもあります。

セミナーに参加したり、本を読んだり、他の院を見学したりしながら、自分の院に取り入れられることを考えている人は成長し続けることができます。変化に対応できる人ほど、長く経営を続けることができる傾向があります。

行動が早く継続力がある

成功している人は、決断が早く行動に移すのも早いという特徴があります。完璧に準備が整うまで待つのではなく、まずやってみて改善していくという考え方の人が多いです。

また、一度始めたことを継続できることも重要です。ブログやホームページの更新、SNSの発信、地域活動などは、すぐに結果が出るものではありません。しかし、継続することで少しずつ地域に認知され、患者さんが増えていきます。行動力と継続力の両方を持っている人は、開業してからも経営を安定させやすいといえるでしょう。

まとめ|自分に合った働き方を選ぶことが大切

柔道整復師には、接骨院を開業するという道と、勤務柔道整復師として働き続けるという道があります。どちらが正しいというわけではなく、それぞれにメリットと大変な部分があります。大切なのは、周囲の流れやイメージで決めるのではなく、自分の性格や考え方、将来の目標に合った働き方を選ぶことです。

開業に向いている人は、人と話すことが好きで行動力があり、経営や数字にも興味を持てる人です。一方で、施術の技術を磨くことに集中したい人や、安定した環境で働きたい人は勤務の方が向いている場合もあります。どちらの道を選んでも、柔道整復師として患者さんの身体を良くしていくという仕事の価値は変わりません。

将来開業したいと考えている人も、まずは勤務で経験を積みながら、自分が経営に向いているのか、開業したいのかを考えていくことが大切です。自分に合った働き方を選ぶことが、長く柔道整復師として活躍するための大きなポイントになります。

経営に関する数字や活用できる制度などは下記で紹介しています👇
https://emio.jp/category/%e7%b5%8c%e5%96%b6%e3%81%ae%e5%9f%ba%e7%a4%8e%e7%9f%a5%e8%ad%98/

LINE登録