新規が来ない接骨院に共通する5つの落とし穴
ブログ監修者
プランナー
棚橋 和宏
(たなはし かずひろ)
【保有資格:医療経営士3級】
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Contents
新規が来ない接骨院が増えている理由

集客環境が以前と大きく変わっている
「最近、新規が減った気がする」「広告を出しても反応が弱い」。こうした声は、今の接骨院では珍しくありません。理由のひとつは、患者さんの“探し方”が大きく変わったことです。以前は、近所の評判や紹介で院を選ぶ流れが中心でした。しかし今は、来院前にスマホで調べ、いくつかの院を見比べてから決める人が増えています。
ここで重要なのは、新規の方は“院の中身”を知らないという点です。院長がどれだけ技術に自信があっても、その良さが外から伝わらなければ選ばれません。検索で見つけても、ホームページの情報が少なかったり、予約方法が分かりにくかったりすると、来院前に離脱されてしまいます。つまり、新規が来ない問題は「腕が悪いから」ではなく、「伝わり方の設計が足りていない」ことが原因になっているケースが多いのです。
「紹介だけで十分」という考えの限界
紹介が多い院ほど、「うちは紹介で回っているから大丈夫」と感じやすくなります。もちろん紹介は強みです。ただ、紹介は自然に増え続けるものではありません。患者さんの入れ替わりが起きたり、地域の人口が変わったりすると、紹介の流れも少しずつ弱くなります。
さらに、紹介の患者さんは“すでに安心した状態”で来院することが多い一方、新規の患者さんは不安な状態で比較検討しています。紹介で来る人が一定数いるほど、新規向けの情報発信や導線が後回しになりがちです。その結果、紹介はあるのに新規が増えない、という状態に陥ります。安定した集客を作るには、紹介に頼りきらず、新規が来やすい入り口を整える必要があります。
新規が来ない接骨院に共通する5つの落とし穴

落とし穴① 院の強みが伝わっていない
新規が来ない院で多く見られるのが、「強みはあるのに伝わっていない」状態です。院長としては当たり前にやっている施術や考え方でも、新規の方から見ると、その違いが分かりません。結果として、「どこも同じような接骨院」に見えてしまいます。
新規の患者さんは、細かい技術の違いまでは判断できません。代わりに見ているのは、「自分の悩みに合いそうか」「ここなら安心できそうか」という点です。強みを専門的に語りすぎると、かえって伝わらなくなります。誰に向けた院なのかをはっきりさせ、その人に響く言葉で伝えることが、新規集客の土台になります。
落とし穴② ホームページや情報が古いまま
ホームページは、新規の方にとって院の“顔”です。しかし、営業時間やメニューが実態とズレていたり、情報量が少なかったりすると、それだけで不安を与えてしまいます。「ちゃんと通える院なのか」「今もやっているのか」と疑われる原因になります。
特にスマホで見たときの印象は重要です。文字が小さく読みづらかったり、予約方法が分かりにくかったりすると、その時点で離脱されてしまいます。新規が来ない院ほど、「とりあえず昔作ったまま」の状態になっていることが少なくありません。
落とし穴③ 新規目線の導線ができていない
院内の流れをよく知っている側からすると、予約や来院の流れは当たり前に感じます。しかし新規の方にとっては、分からないことだらけです。電話すべきなのか、ネット予約なのか、初回は何分かかるのか。こうした疑問が解消されないままだと、行く前に諦められてしまいます。
新規が来る院では、「初めての人が迷わないか」という視点で導線が作られています。ほんの少し説明を足すだけで、問い合わせのハードルは大きく下がります。
落とし穴④ 院内対応が新規向けに設計されていない
無事に来院しても、最初の対応でつまずくケースもあります。説明が少なかったり、流れが早すぎたりすると、「思っていたのと違う」と感じられてしまいます。既存の患者さんには通じる対応でも、新規の方には不親切になることがあります。
新規の方は、施術内容だけでなく「どう扱われたか」をよく覚えています。最初の印象が曖昧だと、次の来院につながりにくくなります。
落とし穴⑤ 行き当たりばったりの集客対策
新規が減ると、広告やSNSに手を出したくなります。しかし、目的や振り返りがないまま続けると、時間もお金も消耗するだけです。「何となくやっている集客」は、積み重なりません。
大切なのは、「誰に」「何を伝えて」「どう来てもらうか」を整理することです。ここが曖昧なままだと、どんな対策をしても成果は出にくくなります。
落とし穴を避けるために見直すべきポイント

新規患者が不安に感じる点を整理する
新規が来ない院ほど、「何を伝えるか」よりも「何を不安に思われているか」を考える視点が不足しがちです。初めて接骨院を探す人は、施術内容以前に「本当に自分でも大丈夫か」「無理に通わされないか」「雰囲気は合いそうか」といった感情面の不安を抱えています。
これらの不安が解消されないままだと、どれだけ情報を発信しても来院にはつながりません。新規目線で自院を見直し、「ここが分かりにくい」「ここが不安かもしれない」と一つずつ整理していくことが重要です。その積み重ねが、自然と新規の反応を変えていきます。
情報発信と院内のズレをなくす
外で発信している内容と、実際の院内対応がズレていると、新規の方は違和感を覚えます。ホームページでは丁寧そうに見えたのに、実際は説明が少なかった。安心できそうだと思ったのに、流れが早すぎた。こうした小さなズレが、再来院を遠ざけます。
新規が安定して来ている院では、発信内容と現場の対応がそろっています。外で約束していることを、院内でもきちんと守る。その意識を持つだけで、新規の定着率は大きく変わります。
新規集客を安定させるために院長が今できること

まず「来ない理由」を把握する
新規が来ないとき、多くの院が「もっと集客しなければ」と考えます。しかし、本当に必要なのは量を増やすことではなく、原因を知ることです。なぜ問い合わせが少ないのか、なぜ来院につながらないのかを整理すると、やるべきことは自然と絞られてきます。
数字や反応を落ち着いて見直すことで、「ここを直せば良くなりそうだ」というポイントが見えてきます。闇雲に動くより、よほど効率的です。
外部視点を活用して改善につなげる
自分の院を客観的に見るのは、意外と難しいものです。長く続けているほど、当たり前になっている部分が増え、改善点に気づきにくくなります。そうしたときは、外部の視点を入れることも有効です。
第三者の目で見てもらうことで、新規が来ない理由が整理され、「どこから手を付ければいいか」が明確になります。大きな改革をしなくても、少しの見直しで新規の流れが変わることも少なくありません。
まとめ

新規が来ない接骨院には、いくつかの共通した落とし穴があります。その多くは、集客の方法そのものではなく、伝え方や受け入れ方の基本が整っていないことが原因です。強みの伝え方、情報の分かりやすさ、新規目線での導線、院内対応の設計。これらを見直すことで、新規集客は安定しやすくなります。
「なぜ来ないのか」を冷静に整理し、一つずつ改善していくこと。それが、無理なく新規を増やし、院を長く続けていくための現実的な方法です。
新規が来ない原因が分かっても、「では何から手を付ければいいのか」で止まってしまう院も少なくありません。集客というと広告やSNSを思い浮かべがちですが、実際にはその前に整えるべき基本があります。
特に、接骨院の場合は業種特有のポイントを押さえないと、時間や費用をかけても成果につながりにくくなります。
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