結局どれを使う?ChatGPT・Claude・Claude Code・AIエージェントの使い分け
ブログ監修者
行政書士/医療経営士3級
棚橋 和宏
(たなはし かずひろ)
emio株式会社 補助金・助成金情報担当
笑みを行政書士事務所 行政書士
【保有資格】
(令和8年7月15日登録)
大手リハビリ機器メーカーで7年半、医療機器コンサルタント会社で4年勤務。現在はemio株式会社にて、接骨院・整骨院・鍼灸院向けの医療機器導入、補助金・助成金情報の発信、設備投資に関する相談対応を行っています。
令和8年7月15日付で行政書士登録。笑みを行政書士事務所を開設し、補助金申請書類の作成支援、許認可に関する相談、事業者向けの書類作成支援にも対応しています。
本ブログでは、施術所業界の現場感と行政書士としての知見をもとに、補助金・助成金、設備導入、Web集客、AI活用などに関する情報をわかりやすくお届けします。
本記事は2026年8月時点の情報をもとにしています。各サービスの機能や料金体系は変更される場合があるため、導入を検討する際は最新の情報を公式サイトでご確認ください。なお、Claude Codeの利用には有料プランの契約が必要です。ChatGPTやClaudeにも無料で使える範囲がありますが、利用回数や扱えるファイルなどに制限が設けられている場合があります。
Contents
まず整理|ChatGPT・Claude・Claude Code・AIエージェントは何が違う?

ChatGPT、Claude、Claude Code、AIエージェント。最近は似たような言葉を目にする機会が増え、「結局どれが違うのか分からない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
まず整理しておきたいのは、これら4つがすべて同じ種類のサービス名ではないということです。
ChatGPTとClaudeは、それぞれOpenAIとAnthropicが提供するAIサービスです。Claude CodeはAnthropicが提供する、ファイルや作業環境まで扱えるAIエージェント型のツールです。
一方、「AIエージェント」は特定の商品名ではなく、AIが目的に向かって複数の作業を進める仕組みや考え方を表す言葉です。
ChatGPT・Claudeは幅広い作業に使える生成AI
ChatGPTやClaudeは、質問への回答だけでなく、文章作成、要約、情報整理、調査、アイデア出しなど、幅広い仕事に活用できます。
現在は単純なチャット機能だけではなく、ファイルを扱ったり、外部サービスと連携したり、複数の工程からなる仕事を進めたりする機能も増えています。
そのため、「ChatGPTやClaudeは質問に答えるだけのAI」と考えるのは、現在では少し単純すぎるといえるでしょう。
文章作成から調査・分析まで一つのサービスで対応できる
たとえば、
「会議資料を要約する」
「新しいサービスのアイデアを整理する」
「競合について調査する」
「ブログ記事を作成する」
といった仕事であれば、まずChatGPTやClaudeを使うだけでも十分に対応できるケースがあります。
実際、ChatGPTにも長時間・複数ステップの作業を行う機能が登場するなど、通常の生成AIとAIエージェントの境界は以前よりも曖昧になっています。
Claude Codeは実際の作業環境まで扱えるAIツール
Claude Codeは、Claudeの能力を使いながら、実際のファイルやプロジェクトの中で作業できることが大きな特徴です。
たとえば複数のHTMLファイルが入ったフォルダを確認し、関連するファイルを探しながら修正するといった仕事を任せられます。
複数ファイルを確認しながら修正や作業を進められる
通常のチャットでは、人が必要なファイルを選んでAIに渡す場面もあります。
Claude Codeでは、作業対象となるプロジェクトを指定することで、Claude自身が必要なファイルを確認しながら作業を進めることができます。
そのため、「文章を作ってもらう」という使い方から、実際の作業環境の中で仕事をしてもらう使い方へ範囲を広げられる点が特徴です。
AIエージェントは特定の商品名ではない
AIエージェントについて理解するときに注意したいのが、「AIエージェントという新しいAIサービスが一つ存在する」というわけではないことです。
AIエージェントとは、AIが与えられた目的に対して必要な手順を考え、ツールや情報を利用しながら複数の作業を進める仕組みを指します。
そのため、ChatGPTやClaudeの中にもエージェント的な機能がありますし、Claude CodeもAIエージェントの一つと考えることができます。
目的に向かって複数の作業を進める仕組みや考え方
つまり、
ChatGPTかAIエージェントか
ClaudeかAIエージェントか
という二者択一で考える必要はありません。
ChatGPTやClaudeをどのような環境で使い、どこまでの仕事を任せるのかによって、AIエージェントとしての活用にも広がっていきます。
重要なのは名称を覚えることではなく、自分がAIに何を任せたいのかによって、適した使い方を選ぶことです。
なお、画像生成や動画生成を含めたAIツールの種類そのものについては、別の記事で整理しています。どのようなツールがあるかを一覧で知りたい場合は、あわせてご覧ください。
文章作成・調査・相談ならChatGPTやClaudeから始める

AI活用を始めるときに、最初からAIエージェントや複雑な仕組みを導入する必要はありません。
文章作成、要約、情報整理、調査、アイデア出しなど、日常的な業務であれば、まずChatGPTやClaudeを使ってみるだけでも十分に効果を感じられるケースがあります。
大切なのは、最初から高度な自動化を目指すことではなく、普段の仕事の中でAIを使う場面を増やしていくことです。
日常的なAI活用なら生成AIだけでもできることは多い
ChatGPTやClaudeは、単に質問へ回答するだけではありません。
たとえば、文章の作成や修正、長い資料の要約、アイデア整理、比較表の作成、情報収集など、幅広い仕事に活用できます。
最近では、ファイルを読み込んだり、Web上の情報を調べたり、複数の工程をまたぐ作業を進めたりできる機能も増えています。
文章作成・要約・アイデア整理・調査など幅広く対応
たとえば、
「この文章を分かりやすく書き直す」
「資料の内容を要約する」
「新しいサービスの案を整理する」
「競合サービスについて調べる」
といった仕事であれば、まずChatGPTやClaudeで十分に対応できる場合があります。
こうした使い方を繰り返していくと、「毎回同じ指示をしている」「毎回同じ資料を確認している」といったパターンも見えてきます。
まず現在の仕事でAIを使ってみる
AIエージェントを導入するかどうかを考える前に、自分が普段行っている仕事でChatGPTやClaudeを使ってみることが重要です。
実際に使ってみなければ、どの仕事をAIに任せられるのか、どこで手間が残るのかも分かりません。
繰り返している作業を見つけることが次のステップにつながる
たとえば毎週、
情報を調べる
→ 内容を整理する
→ 社内向けにまとめる
という作業をしているとします。
最初はChatGPTやClaudeにそれぞれの工程を手伝ってもらいながら進めます。
そのうち、「この流れを毎回同じように行っている」と分かれば、Claude CodeやAIエージェントなどを使って、よりまとめて任せる方法を検討できます。
つまり、生成AIを使うこと自体が、次にどこを自動化すべきかを見つけるための第一歩にもなります。
最初からAIエージェントを導入する必要はない
AIエージェントという言葉が注目されると、「今から導入しなければ遅れるのでは」と感じるかもしれません。
しかし、AIを使う目的は、最新の仕組みを導入することではありません。
現在の仕事がChatGPTやClaudeだけで十分に効率化できるのであれば、それも適切なAI活用です。
生成AIだけで解決できる業務も少なくない
単発の文章作成や相談、資料の要約などであれば、大掛かりなAIエージェントを構築するメリットはそれほど大きくない場合もあります。
一方で、同じ作業を何度も繰り返していたり、複数のファイルやサービスを行き来していたりする場合には、より高度な仕組みを検討する価値が出てきます。
まずはChatGPTやClaudeを日常業務で使い、「もう少しここまでAIに任せたい」と感じる部分が出てきたときに、次の選択肢を考えるという順番でも十分です。
複数のファイルや作業環境まで扱いたいならClaude Code

ChatGPTやClaudeのチャットだけでも多くの仕事はできますが、扱うファイルが増えたり、Webサイトやシステムのように複数のファイルが関係する作業になると、少し手間が増えてきます。
こうした場面で使いやすいのがClaude Codeです。
Claude Codeは、指定したプロジェクトやフォルダの中身を確認しながら、必要なファイルを探し、修正や作成を進めることができます。
チャットだけでは手間がかかる作業に向いている
通常のチャットでは、AIに見てもらいたいファイルを自分で選び、必要に応じて一つずつ添付したり、内容を貼り付けたりすることがあります。
単発の文章や資料であれば問題ありませんが、関連するファイルが多くなるほど、人が準備する作業も増えていきます。
ファイルを一つずつ貼り付ける必要を減らせる
Claude Codeでは、作業対象となるフォルダやプロジェクトを指定しておけば、Claude自身がその中を確認しながら必要なファイルを探すことができます。
たとえば、
「このWebサイトの中から問い合わせフォームに関係するファイルを探して修正して」
と指示した場合、自分で関連ファイルを一つずつ探してClaudeへ渡す必要を減らせます。
この点は、通常のチャットとの大きな使い勝手の違いです。
複数ファイルをまたぐ仕事をまとめて任せられる
Webサイトやシステムは、一つのファイルだけで構成されているとは限りません。
HTML、CSS、JavaScript、画像、設定ファイルなど、複数のファイルが関係していることもあります。
Claude Codeは、こうした複数のファイルを確認しながら作業を進めることができます。
HTML・Webサイト・記事データなどを一つの環境で扱う
たとえば、
「院のホームページの複数ページにある料金表を、改定後の金額にまとめて変更する」
「既存の症状別ページの構成を確認して、新しい症状のページを作る」
「過去のブログ記事を確認して、内容が重複しない記事案を作る」
といった仕事です。
一つのファイルだけを見るのではなく、周辺のファイルや既存データも確認しながら作業できるため、まとまった単位で仕事を任せやすくなります。
「作ってもらう」から「実際に作業してもらう」へ
ChatGPTやClaudeでは、文章やコードを作ってもらい、それを人が実際のファイルへ反映する使い方も多くあります。
Claude Codeでは、AIが実際の作業環境の中でファイルを確認し、必要な変更まで進めることができます。
Claude Codeを使う意味は作業範囲を広げられること
Claude Codeを使う目的は、単に通常のClaudeより高度な回答を得ることではありません。
AIが扱える仕事の範囲を、チャットの中から実際のファイルや作業環境まで広げられることに大きな意味があります。
そのため、文章作成や相談だけであれば通常のClaudeで十分でも、複数のファイルを確認しながら実際の作業まで進めたい場合には、Claude Codeが選択肢になってきます。
繰り返す仕事や複数のツールをつなぐならAIエージェント

ChatGPTやClaudeを使っていると、「毎回同じ流れで指示している」「複数のサービスを行き来しながら作業している」と感じる場面が出てくることがあります。
こうした仕事は、AIエージェントを活用することで、よりまとめて任せられる可能性があります。
AIエージェントは、一つの質問に答えるだけでなく、目的に応じて必要な作業を組み合わせながら進めることを得意としています。
同じ流れを繰り返す業務はAIエージェントと相性がよい
AIエージェントが特に力を発揮しやすいのは、ある程度手順が決まっている仕事です。
たとえば施術所であれば、
補助金や助成金の公募情報を調べる
→ 自院が対象になりそうなものを選ぶ
→ 内容と締切を整理する
→ 一覧にまとめる
→ 院長へ知らせる
といった作業を毎月行っているケースが考えられます。といった作業を定期的に行っている場合です。
情報収集から整理・通知までを一連の仕事として考える
通常の生成AIであれば、「調べて」「まとめて」「表にして」と、それぞれの工程を人が指示することがあります。
AIエージェントでは、あらかじめ目的やルールを決めておくことで、複数の工程を一連の仕事として進めることができます。
そのため、「毎週同じ情報を調べている」「同じ形式で報告書を作っている」といった業務では、AIエージェントを活用するメリットが出やすくなります。
複数のサービスをまたぐ仕事にも活用できる
実際の仕事では、一つのツールだけで完結しないケースも多くあります。
たとえば、メールを確認し、必要な情報を表計算ソフトへまとめ、その内容をもとに資料を作成するといった仕事です。
AIエージェントは、接続できるサービスや権限の範囲によっては、こうした複数のツールをまたぐ作業をまとめて進めることもできます。
メール・表計算・データベースなどを組み合わせる
たとえば月末の集計であれば、
施術実績のデータを確認する
→ 保険と自費に分けて集計する
→ 前月と比較する
→ 報告用の資料にまとめる
といった流れがあります。
問い合わせ対応であれば、届いたメールを内容ごとに分類し、過去のやり取りを確認したうえで返信案を作成する、といった使い方も考えられます。
こうした業務をAIエージェントに任せることで、人が一つずつツールを開いて作業する手間を減らせる可能性があります。
ただし、重要なメールの送信やデータの変更などは、人による確認を残すなど、安全面を考えた設計も必要です。
AIエージェントは大掛かりなシステムとは限らない
AIエージェントと聞くと、「専用のシステムを一から開発しなければならない」と考える方もいるかもしれません。
しかし、必ずしも大規模な仕組みを作る必要はありません。
現在使っているAIや各種サービスを組み合わせ、まずは一部の作業だけをつなぐところから始める方法もあります。
まずは一部の業務をつなぐところから始められる
たとえば、
「定期的に情報を調べて一覧にまとめる」
ところまでAIに任せ、最終確認や外部への連絡は人が行うという形でも十分です。
その後、運用しながら問題がなければ、通知や資料作成など別の工程まで広げていくこともできます。
AIエージェントを活用する際は、最初からすべてを自動化しようとするのではなく、繰り返し発生している仕事の中から、AIに任せやすい部分を一つずつつないでいくと考えると取り組みやすいでしょう。
結局どれを使えばいい?目的別に選んでみよう

ChatGPT、Claude、Claude Code、AIエージェントには、それぞれ得意な使い方があります。
そのため、「どれが一番優れているのか」と比較するよりも、自分が何をしたいのかを基準に選ぶことが重要です。
やりたい仕事から選べば迷いにくい
AI活用をこれから始めるのであれば、まずはChatGPTやClaudeを普段の仕事で使ってみることから始めます。
そのうえで、「毎回同じファイルを確認している」「作ってもらった内容を自分でファイルへ反映している」と感じるようになったら、Claude Codeを検討する段階です。さらに、その一連の流れを毎回繰り返しているのであれば、AIエージェントによる自動化を考えます。
ChatGPT・Claude・Claude Code・AIエージェントを目的別に比較
たとえば、文章の作成や相談が中心であれば、まずChatGPTやClaudeから始めれば十分です。
一方、複数のファイルを確認しながら実際に修正まで進めたい場合には、Claude Codeが便利になります。
さらに、同じ仕事を毎週・毎月繰り返していたり、メールや表計算、データベースなど複数のサービスをまたいで作業していたりする場合には、AIエージェントの活用を検討する価値があります。
このように、必要な機能は仕事の内容によって変わります。
まず生成AI、必要に応じてClaude Codeへ広げる
AI活用をこれから始めるのであれば、最初から複雑な仕組みを作る必要はありません。
まずはChatGPTやClaudeを普段の仕事で使ってみることから始めます。
そこで、
「毎回同じファイルを確認している」
「複数のファイルを一つずつ渡すのが面倒」
「作ってもらった内容を自分でファイルへ反映している」
と感じるようになったら、Claude Codeを検討する段階です。
さらに定型化できる仕事をAIエージェント化する
Claude Codeや生成AIを使って仕事を進める中で、
「この一連の流れを毎回繰り返している」
という業務が見えてきたら、AIエージェントを活用してさらに自動化できないか考えます。
つまり、
ChatGPT・Claudeを使う
→ Claude Codeで作業範囲を広げる
→ 繰り返し業務をAIエージェント化する
という順番で考えると、自分に必要な仕組みを判断しやすくなります。
もちろん、すべての人がこの順番で進む必要があるわけではありません。ChatGPTやClaudeだけで十分に業務が効率化できているのであれば、無理に次の段階へ進む必要もありません。
「最新だから使う」ではなく「必要だから使う」
AIの世界では、新しいサービスや機能が次々に登場します。
そのたびに、「このAIを使わなければ遅れるのではないか」と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、AIを導入すること自体が目的になってしまうと、使わない機能に費用や時間をかけることにもなりかねません。
自分の仕事に合ったAI活用が最も重要
大切なのは、「最新のAIを使っているか」ではなく、自分の仕事が実際に楽になっているか、効率化できているかです。
文章作成や相談だけならChatGPTやClaude、複数のファイルを扱うならClaude Code、繰り返し業務や複数ツールをつなぎたいならAIエージェント。
このように目的から逆算して選べば、AIに関する新しい言葉やサービスが増えても必要以上に迷わなくなります。
AIは導入することがゴールではありません。
自分がやりたい仕事に合わせて、必要なAIを必要な範囲で使うこと。
それが、これからAIを仕事に取り入れていくうえで最も重要な考え方といえるでしょう。
なお、Claude CodeのDesktop版・Web版・CLI版の違いについては、別の記事で詳しく解説しています。実際に使い始める際の選び方を知りたい場合は、あわせてご覧ください👇
https://emio.jp/news/claudecodetohadesktop-web-clinotigai/



